コンフィゾーンのセルロースファイバーは、繊維のキメが比較的荒いので、
壁中の沈下しない標準吹込み密度を36㎏/㎥と低く設定することができます。
(”SABSテストの試験概要→4.10標準吹込み厚・密度”参照)
ちなみに、本邦の標準的な吹込み密度は55kg~70kg/㎥ですが、
私なりにコンフィゾーンのセルロースファイバーで沈下実験をやってみたら、自信をもって沈下しないと言い切れる密度は、70kg/㎥位でした。
でもご安心下さい。
一般的に言われている断熱材の間欠施工の弊害は、
ことセルロースファイバーに限って言えば恐るるに足らずです。
例えば、一般的な断熱材は調湿機能をほとんど持ち合わせていないので、
断熱材の隙間があると、空気の流れが少し発生し温度差と湿度の関係で
結露が発生します。
でも、セルロースファイバーは、その位の結露は軽々と吸収するので
結露は発生しません。
それどころか、断熱材の間欠部分(空気の層)は家屋の気密性がある程度
確保されている限り、空気の層は高い断熱性能を発揮します。
例えば、重量鉄骨は壁厚が大きくなりがちで、150mm以上もある壁厚に
36㎏/㎥で吹き込んだ場合、セルロースファイバーの吹込み重量を70kg/㎥比で半減できる上に、断熱性能の高い空気層をファイバー繊維の間に多く含むので、より高い断熱性能を有することになります。
また地震の際は、低密度のセルロースファイバーは壁内や天井裏で水のように動いて振動エネルギーを吸収します。
You Tubeよりコピー
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