室内外の気温差と湿度差と結露 Automatic♪

12月20日付けブログ㈱ドリテックの温湿度計を使ってインフルエンザと熱中症になる温度と湿度の関係を説明しました。

 

今回はインフルエンザと熱中症に関して温度と湿度の関係をもっと詳しくお話したいと思います。

 

 先ずインフルエンザに関しては、下のタニタのインフルエンザ用温湿度計を考察します。

12月のリビングルームは、起床から就寝までの間、気温19~22℃湿度60~66%なので、【ほぼ安全】な環境と言えます。

 

でも、起床して暖房が効く前の数分間だけは気温14℃・湿度56%になったことがあり、【注意】と【警戒】の狭間にあったことが分かります。

室内温度の低下する一番大きな原因と思われる窓の断熱対策をいつか考えて16℃以下にならないようにしたいと思っています。

 

一方、気温10℃以下では湿度をいかに上げてもインフルエンザの警戒レベルにあるようです。

また、温度が30℃でも湿度が25%以下であればインフルエンザの警戒レベルにあるのは意外でした。乾燥が人体に悪いことを物語っているような気がします。

 

 

ほぼ安全(青の領域)

温度17℃→湿度80%以上

温度20℃→湿度60%以上

温度25度→湿度45%以上

 

注意(オレンジ)

温度15度→湿度55%以上

温度20℃→湿度40~60%

温度25℃→湿度30~50%

 

警戒(赤)

温度10℃以下→湿度に関わりなく警戒

温度20℃→湿度40%以下

温度30℃→湿度25%以下

次に熱中症に関しては、下のタニタの熱中症用温湿度計を観てみましょう。

 

昨夏は、リビングルームの全ての窓を全開にして風通しを良くしたので来客でもない限りクーラーは付けず扇風機で涼をとりました。

 

扇風機もあまり使わなかったので感覚的には室温28℃以下、湿度60%前後だったような気がします。クーラーを使わなくても快適でした。

 

昨年の夏は忙しくて温度と湿度の計測をしなかったので、今年の夏はしっかりご報告したいと思います。

 

熱中症注意(青の領域)

温度25℃以下→湿度75%以下

温度27℃→湿度60%以下

温度30℃→湿度40%以下

温度34度→湿度20%以下

 

熱中症警戒(黄色)

温度25度→湿度80%以上

温度35℃→湿度35%以下

温度38℃→湿度20%以下

 

熱中症厳重警戒(オレンジ)

温度30度→湿度60%

温度35℃→湿度35~55%

温度38℃→湿度20~40%

 

熱中症危険(赤)

温度30℃以下→85~90%

温度35℃→湿度55%以上

温度38℃→湿度40%以上

余談ですが、下の画像を発見したのでご紹介します。同じくタニタの温湿度計ですが、湿度70%以上はカビの発生に注意だそうです。

 

長時間クーラーを付けていると壁内部まで冷やされ結露が発生しグラスウールなどの断熱材が結露を吸ってカビの繁殖原因になることも多いようです。長時間の冷房はご注意下さい。

 

湿度70%以上はカビ注意?

温度には言及していませんが、同じ湿度70%でも高温では水蒸気量が多いのでカビの繁殖環境にはより適していると思われます。

 

低温の場合は、室内外の温度差で結露ができやすいのが最大の要因だと思います。

例えば、温度20℃・湿度50%の飽和水蒸気量は8.6g/㎥ですが、その状態で温度が0℃になると単純計算で3.75g/㎥の水蒸気が結露します。

 

液体になった水は気体の水蒸気より格段にカビの繁殖に適しているので低温でもカビの繁殖に要注意なのです。(窓枠の結露の例です)

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