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東海大が開発した、発電装置。
東海大学の高尻雅之教授ら開発チームは、温度差で発電する素子を水に浮かべて、気化熱を利用して効率的に発電する装置を開発したそうです。
画像にあるように、上から光を当てたり扇風機で風を送っているのは、光や風が発電に及ぼす影響を測定しているようです。
水温、風や光など、複数の一定条件下でも安定した電圧が、
得られたそうです。
2018年4月17日のブログ「気化熱?で電気を使わない冷蔵庫」で、気化熱とセルロースファイバーによる冷却効果について言及しましたが、気化熱と聞くと、私の好奇心アンテナがピ~ンと張り巡ります。
で先日、日経電子版に「気化熱利用し発電」との見出しの記事を見つけたのでご紹介します。
東海大学が開発した装置は、画像のように発電素子を水に浮かべ、水が蒸発する際に周囲から奪う気化熱を使い発電するそうです。
この装置を水面に浮かべ、水質を管理するセンサーなど「IoT」機器向け電源に活用するとのこと。
高尻雅之教授ら研究グループは、筒状炭素分子「カーボンナノチューブ」の膜を装置に使い、気化熱効果がより多く発生するように工夫し、薄い膜(表裏?)の温度差で発電するようです。
私のショールーム兼自宅も、調湿性能の秀でたセルロースファイバーと気化熱効果を利用して、家屋内を冷やしているので気化熱による冷却効果を実感してます。
2021年8月11日のブログ「気温30℃は快適⁉」で書いたように、外気が33℃でも冷房なしで窓を全開にして扇風機2台だけで、室内は木陰のように快適に暮らせます。
その理由は、セルロースファイバーの中に宿った水蒸気が熱を奪っていくためです。
つまり、火傷するほど熱くなった屋根や屋上から発生する輻射熱(遠赤外線)が、天井裏から室内へ侵入しようとしますが、屋根裏に吹き積もらせたフカフカのセルロースファイバー内の水蒸気が、熱を吸収するので輻射熱は室内へ殆ど侵入しません。
そして、輻射熱を吸収したセルロースファイバー内の水蒸気は、日中に屋外に逃げてセルロースファイバーを乾燥させ、夜間は室内の水蒸気を吸収し湿度を低減してくれるので、30℃の熱帯夜でもクーラーなしで窓全開にして気持ちよく快眠できます。
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