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本年9月20日付けブログ「清里高原のペンションに一泊!Vol. Ⅰ」で「小さな山荘計画」の土地探しに言及しましたが、大学受験を直前に控えリビングで勉強している我が子をはた目に、私たち夫婦は山荘計画の土地探しに現を抜かしてます。
関東甲信越の良さげな山林(100~300坪)をネットで探し、接道の権利関係や小さな山荘を建てた場合の固定資産税等を不動産屋さんに問い合わせるのですが、建築可否の法的詳細については当該市役所に確認します。
そんな中で、遠い昔にデベロッパーが開拓したと思しき広大なエリアの一角にある物件が目に留まりました。
木々に囲まれた500㎡弱の平坦な山林ですが、延床50㎡程の上物を建てても固定資産税は土地・建物合わせて年5万円以内で井戸も掘れると不動産屋は言うのです。
でも接道が共有の私道なので水道管を埋設するのに私道を掘削する時の許可は取れるのか心配になり、市役所のまちづくり推進課に確認したところ、このエリアは土地が500㎡以上でなければ家が建てられないことが判明...
また、近くに水道管が来ていると井戸は掘れないエリアであることも判明しました。
幸か不幸か、何十メートルも離れた公道には公営の水道管が来ていて、水道管の引き込み費用は高額になるようなのです。(不動産屋の言うことと大分違ってました!)
地域の自治体によってガチガチに規制され、上物が建てられなかったり(トレーラーハウスならOK?)、直径10㎝の塩ビ管でDYIでも掘れるような小規模な井戸も許可されず、水道敷設に多額の費用がかかることが判明しました。
なので、平坦で広大なエリアが活用されず何十年も荒れ果てた状態になっているようです。
自治体は移住や税収増を推進しているのに、自ら課した過剰な規制で魅力的な土地が何十年も塩漬けになっている状態。
市役所の担当者に不都合な現状を指摘しても、環境保護や総合開発の必要性とか取って付けたような理由を列挙するだけで、お役人に有りがちな事なかれ的に首尾一貫したそっけない対応でした。
余談ですが、2018年6月11日付けブログ「相模原公園周辺の再開発進行中」で、相模原市で最後に残された広大な市街化調整区域と言われたエリアの再開発計画「麻溝台・新磯野地区整備推進事業」をご紹介しましたが、ここも同じような趣旨(環境保全と総合開発)で何十年と塩漬け状態でした。
ところが、再開発が始まって土を掘り返してみると、環境保護どころか産業廃棄物が埋まっていたり、このエリアは市街地に囲まれているにもかかわらず産廃業者の焼却施設があったりと、趣旨と裏腹な状況が露呈しました。
加えて同再開発には相模原市から何百億円もの税金が投入され、それに伴い市職員による不正が発覚するなど、何のための市街化調整区域指定だったのかと今更ながら疑問に思います。(初めから市街化区域であれば税金を投入することなく民間が有意義に土地を活用していたのでは?)
日本の平均年収が韓国に追い越されたり、失われた30年と揶揄される原因の根幹にあるのは、過剰な規制を自ら強いるキチンとし過ぎる国民性にあるのかもしれないとつくづく思う今日この頃です。
事後は知らないぞ!的な無責任で過度な(失敗を許さない日本式)事前チェックより、失敗を許容し改善しようとする(韓国式?)事後チェック&改善の方が民間経済のダイナミズムをスピーディに引き出せると思います。
それに、完璧なはずの日本式事前チェックも、最近では事後に品質不良や失敗が発覚している有様に限界を感じます。
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相模原市で最後に残された広大な市街化調整区域と言われたエリアの再開発計画「麻溝台・新磯野地区整備推進事業」の先行開発地域(下のピンクで囲まれたエリア)の地中に産業廃棄物が発見され、その処分に100億円以上の費用が要ることが発覚、職員による不正も...
おまけの画像です。
曇天ですが、リビングの窓際で撮りました。
山荘暮らしの夢が広がります。
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