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山梨のお客様から、ログハウスの屋根裏にセルロースファイバーをたっぷりと吹き込んでほしいとのお問い合わせをお電話で頂きました。
真夏の殺人的炎天下を避けるために、6月初旬に現場を拝見し、可及的速やかに施行をすることにしました。
果物王国の山梨県、別荘の建ち並ぶ山間に、ひと際広大な敷地が忽然と現れました。
その入口に建つ2棟の本格的なログハウス(下左画像)の手前の1棟(下右画像奥のログハウス)の屋根裏が、今回の断熱施工箇所です。
下の画像2点は、6月初旬の現場拝見時のものです。
ハシゴを渡した妻壁のカマボコ型換気口(下画像)から、屋根裏に潜り込み、ほふく前進で屋根裏を拝見しました。
両サイドに広がる大きな切妻屋根の大部分は2階の壁になっているので、屋根裏(下画像)は切妻屋根のトップの幅狭い部分だけでした。
(注記)銀色に光っているのは、お施主様が自ら屋根裏に入り、取り除いたグラスウール断熱材のアルミ箔です。
ところが、屋根裏両サイドには口径約40cm✕30cm、奥行き約5mもある大きな筒状の穴(下画像)が44個所程(切妻屋根片側に各22個所程)空いていて、屋根裏の平らな 部分だけでなく、同44個所の穴にもたっぷりとセルロースファイバーを吹き込んでほしいとのことでした。
(注記) 銀色に光っているのは、穴の奥にあるグラスファイバーをお施主様が手作りのフック棒で取り除いた後に残ったアルミ箔です。
なので、屋根裏の平らな部分を含め切妻屋根全体が調湿性能の秀でたセルロースファイバーの分厚い断熱層で欠損無く覆われるため、炎天下でも2階は木陰の涼しさを扇風機だけで実感できるはずです。
下画像は、セルロースファイバー吹き込み前(左)と、吹込み後(右)のものです。
ご覧のように、約5mも奥行きがある右流れ勾配の大きな筒状の穴にも、セルロースファイバーがたっぷりと吹き込まれました。
今回もセルロースファイバー吹込み機は勢いよく稼働してくれました、感謝感謝!
広大なお土地には、素敵な花壇と趣味と実益が一杯詰まった大きなワークショップが奥に見えます。
ギャップあり過ぎのおまけの画像は、我が家でとうとう咲いた胡蝶蘭のお花です。
私は手入れはほとんどしませんが、セルロースファイバーでお家を囲むと外気がマイナス5℃でも夜暖房を切った翌朝の部屋内最低温度は15℃以上を維持します。
乾燥する冬でも、セルロースファイバーの調湿機能により熱エネルギーを蓄えた水蒸気が室内に沢山浮遊(適度な湿度に調湿)しているお陰だと思います。
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